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ホーム  > クリニック通信  > アレルギー性鼻炎①〜アレルギーの原因には、どんなものがあるの?~

アレルギー性鼻炎①〜アレルギーの原因には、どんなものがあるの?~

ダニ、ハウスダストなどの通年性アレルギーと、スギ、ヒノキ、ブタクサなどの季節性アレルギーがあります。


現在、日本人の3人に1人といわれているアレルギー性鼻炎。
”くしゃみ、はなみず、はなづまり”といった症状が主ですが、咽頭痛やせき、副鼻腔炎などの原因ともなり、改善しにくい病気です。

アレルギーの原因になる物質(アレルゲン)で、多いものはスギ花粉と、ダニです。
他には、ヒノキ、カヤ、ブタクサ、ハウスダスト、カビ、動物の上皮などがあります。

ダニやハウスダストのように、一年中アレルゲンが存在するものを、通年性アレルギーと呼びます。

一方、スギ花粉や、ヒノキ、ブタクサなどを季節性アレルギーと呼びます。

何に対してアレルギーがあるかを調べることで、一年の中で、どの時期に症状が出やすいのかを知ることができ、対処しやすくなります。


主な季節性アレルギーの時期を、アレルゲン別にまとめてみましょう。


2月 スギ、ハンノキ(カバノキ科)
3月 スギ、ヒノキ、ハンノキ(カバノキ科)
4月 ヒノキ
5月 カヤ(イネ科)
6月 カヤ(イネ科)
8月 ブタクサ(キク科)
9月 ブタクサ(キク科)、ヨモギ(キク科)、カナムグラ(クワ科)

地域などにより若干異なりますが、概ねこのような感じです。

ちなみに、北海道ではスギ花粉は非常に少なく、有病率も低いです。
ところが、5月ごろになりますと、シラカバによる花粉症が出やすいという地域性も見られます。

また、よく聞く話では、海外に行くと花粉症が出なかった。
これも、いわゆるスギは日本の固有種で、欧米や中央アジア、西アジアにはほとんど生息していないためです。


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